2013年度シラバス
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科目名
ビジネス・エシックス
シラバスNO
1311400349
担当教員
芳澤 輝泰
開講年次
単位
開講期
分野
科目区分
専門科目
必修選択の別
英文科目名
Business Ethics
備考
授業概要・方法等
企業不祥事の多発を背景として、近年、ビジネス・エシックス(企業倫理)の確立の必要性が叫ばれています。ビジネス・エシックスとは企業活動において個人や組織が遵守すべき道徳的規範のことであり、コンプライアンス(法令遵守)やCSR(企業の社会的責任)、およびコーポレート・ガバナンス(企業統治)とは密接な関係にあります。本講義では、ビジネス・エシックスが問われるようになってきた社会・経済的背景、および各企業が社会との関係の中でどのようにビジネス・エシックスの確立に向けた取り組みを行ってきているのかについて学修します。
学習・教育目標及び到達目標
ビジネス・エシックスの概念、企業倫理制度化の形態とその運用方法、および組織内倫理制度の限界と外部機関による監督機能の必要性等について理解します。
成績評価方法および基準
小テスト 30%
定期試験 70%
授業時間外に必要な学修
参考文献で示したビジネス・エシックスに関する文献等を、図書館を利用するなどして数多く読みこなすこと。
新聞やテレビニュースを毎日欠かさず熟読・視聴し、そこからビジネス・エシックスに関する問題点を見い出し、問題解決に向けた自分なりの見解が示せるようになること。
教科書
特に指定しません。関連資料(プリント)を適宜配布します。
参考文献
田中照純等編著『企業倫理を歩む道』晃洋書房
中村瑞穂編著『企業倫理と企業統治-国際比較』文眞堂
出見世信之『企業倫理入門-企業と社会との関係を考える-』同文舘
小林俊治・百田義治編『社会から信頼される企業-企業倫理の確立に向けて』中央経済社
高巖・T.ドナルドソン『ビジネス・エシックス-企業の社会的責任と倫理法令遵守マネジメント・システム-』文眞堂
関連科目
経営学A、経営学B、コーポレート・ガバナンス論
授業評価アンケート実施方法
「経営学部実施規程」に準拠して行います。
研究室・メールアドレス
21号館8階838研究室・yoshizawa@bus.kindai.ac.jp
オフィスアワー
水曜日2時限
授業計画の項目・内容
第1回 ビジネス・エシックスの概念(1) ビジネス・エシックスの定義とコンプライアンスとの概念関係
第2回 ビジネス・エシックスの概念(2) コーポレート・ガバナンス、およびCSRとの概念関係
第3回 現場における倫理問題(1) 企業不祥事と内部告発
第4回 現場における倫理問題(2) 接待・贈収賄等
第5回 現場における倫理問題(3) 人権問題
第6回 企業倫理の制度化(1) 企業倫理制度の形態
第7回 企業倫理の制度化(2) 企業倫理制度の策定方法
第8回 企業倫理の制度化(3) 企業倫理制度の運用
第9回 トヨタ自動車の事例(1) 企業倫理体制
第10回 トヨタ自動車の事例(2) 反倫理的行為とその原因
第11回 第三者機関による企業倫理綱領(1)
第12回 第三者機関による企業倫理綱領(2)
第13回 企業倫理関連法規
第14回 科学技術の発展と企業倫理
第15回 企業倫理制度の有効性と限界
定期試験
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