2013年度シラバス
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科目名
流通企業戦略論Ⅱ
シラバスNO
1311400439
担当教員
大内 秀二郎
開講年次
単位
開講期
分野
科目区分
専門科目
必修選択の別
英文科目名
Marketing Strategy of Wholesalers and Retailers Ⅱ
備考
「流通企業戦略論Ⅰ」を同一年度に履修登録または過年度に単位取得
授業概要・方法等
日本の流通産業においてこれまで大きな役割を果たしてきた百貨店やGMSが,近年は不振に陥っています。また,これらに代わって急成長を遂げたコンビニエンス・ストアでも,近年では大手チェーン同士の経営統合などの新しい動きが見られます。その他にも,ユニクロやザラ,H&MなどSPA業態の登場,外資系流通企業の日本への参入と日本の流通企業の海外への進出,e-リテイルの普及,さらには卸売業界における再編の動きなど,今日,日本の流通産業には非常に大きな変化が見られます。 
これらの現状を踏まえ,「流通企業戦略論Ⅱ」では,「同Ⅰ」で学んだ理論的フレームワークをベースとして,日本の流通産業の現状と課題について,演習形式で理解を深めます。
★「流通企業戦略論Ⅱ」を履修するには,「流通企業戦略論Ⅰ」の単位を既に修得しているか,もしくは今年度に履修していなければなりません。
学習・教育目標及び到達目標
①事例研究に必要な各種資料を収集できるようになること。
②収集した資料から、流通産業における現代的諸現象に対する理解を深め,その現状と課題を考察する能力を修得すること。
成績評価方法および基準
毎授業時に課されるレポート 60%
最終レポート 40%
授業時間外に必要な学修
講義時間内に演習課題を終えることができなかった場合は,授業時間外にも課題に取り組んでもらうことが必要になります。
また,「流通企業戦略論Ⅰ」の内容理解が必須となりますので,十分に理解していない人は自学で補う必要があります。
さらには,新聞や雑誌,自分自身の買い物行動などを通じて,普段から流通企業の活動に触れることも,授業時間外に必要な「学修」です。
教科書
教科書は特に指定しません。
参考文献
渡辺達朗,原頼利,遠藤明子,田村晃二『流通論をつかむ』有斐閣,2008年。 
ブレンダ・スターンクィスト著,若林靖永,崔容熏他訳『変わる世界の小売業-ローカルからグローバルへ-』新評論,2009年。
石原武政,矢作敏行編『日本の流通100年』有斐閣,2004年。 
その他の参考文献については適宜講義中に紹介します。
関連科目
【1年配当科目】商学A・B,マーケティング
【2年配当科目】流通システム論Ⅰ・Ⅱ,マーケティング戦略論Ⅰ・Ⅱ,消費者行動論Ⅰ・Ⅱ,商業史Ⅰ・Ⅱ,流通政策論Ⅰ・Ⅱ
【3年配当科目】マーチャンダイジング論,E-リテイリング,ロジスティクス戦略論,チャネル戦略論
授業評価アンケート実施方法
経営学部実施規程に準拠して行ないます。
研究室・メールアドレス
研究室:21号館8階811 
E-mailアドレス:oouchi@bus.kindai.ac.jp
オフィスアワー
木曜3限
授業計画の項目・内容
第1回      イントロダクション:授業の進め方の説明
第2回      STP(segmentation, targeting, positioning)の意義
第3回      小売企業の店舗立地に関する意思決定
第4回      マーチャンダイジングに関する意思決定
第5回      小売企業の顧客サービスに関する意思決定
第6回      小売企業の価格に関する意思決定
第7回      小売企業のプロモーションに関する意思決定
第8回      店舗設計と陳列に関する意思決定
第9回      百貨店の現状と課題
第10回     総合スーパーの現状と課題
第11回     コンビニエンス・ストアの現状と課題
第12回     製造小売業(SPA)の現状と課題
第13回     その他の小売業態の現状と課題
第14回     日本のeリテイルの現状と課題
第15回     日本の卸売業の現状と課題
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