2019年度シラバス
学部・学科の教育方針/カリキュラムツリー等へのリンク
科目名
住宅計画
シラバスNO
1911G00026
担当教員
佐野 こずえ
開講年次
2年次
単位
2単位
開講期
前期
分野
科目区分
専門科目
必修選択の別
英文科目名
Housing Planning
備考
授業概要・方法等
人類が最も初期に建てた建物である住宅は、身近にある建築ではあるが、様々な文化・風土・時代等の違いによる変化も大きい。その住宅の成り立ちから、基本的な住宅計画、住宅を取り巻く社会状況について解説する。
社会的な変化、ライフスタイルの変化、住宅内の道具・家具等の発展、周辺環境との関わり方などから住宅をみていくことにより、住宅の問題点を学ぶ。さらに住宅計画の重要なテーマである地球環境問題、少子高齢化社会、犯罪の増加、住宅の管理などに着目し、居住環境をいかに快適にしていくかを考え、実際の住宅計画を行う場合に考慮しなければならない社会環境・周辺環境と住宅の関係の理解を深める。
アクティブ・ラーニングの形態
ICTを活用したアクティブ・ラーニング
-
使用言語
日本語
学習・教育目標及び到達目標
ディプロマポリシーの「1.幅広い知識と深い洞察力を培い、豊かな人間関係と確かな主体性を確立するに足る十分な教養を身につけること。」、「4.「つくり・守り・育てる」建築学を理解し、幅広い建築関連分野で活躍できる専門知識・技術を修得すること。」、「5. 建築学の専門知識・技術にもとづき、時代に応じて変化する建築のあり方を的確に判断できる能力を身につけること。」、「6.社会の課題や問題を、建築学の専門知識・技術にもとづき高い倫理観をもって創造的に解決する能力を身につけること。」に対応する。
建築学部の学習・教育目標(H-1)設計・計画、(J-1)住宅と社会に主に対応する。 付随的に(C)専門家倫理にも対応する。
到達目標は、1.住宅の成り立ちを理解する。2.ライフスタイル・ライフサイクルと住空間の関係を理解する。3.各室の機能構成を理解する。4.地球環境と住宅の関係を理解する。5.住宅建築と防災・防犯との関係を理解する。6.少子高齢化社会における住宅管理と住宅の関係を理解する。7.住宅を計画することが出来る。
成績評価方法および基準
定期試験 70%
小レポート 30%
試験・課題に対するフィードバック方法
試験の要点と解説をUNIVERSAL PASSPORTに掲載します。
教科書
教科書なし
随時資料を配布する
参考文献
[ISBN]9784306031906 『建築計画〈2〉 (現代建築学)』 (岡田 光正, 鹿島出版会:2003)
[ISBN]9784254266290 『建築デザインと環境計画』 (柏原 士郎, 朝倉書店:2005)
[ISBN]9784395002610 『住まいを考える (住環境の計画 1)』 (扇田 信, 彰国社:1992)
[ISBN]9784395270521 『住宅を計画する 第2版 (住環境の計画 2)』 (巽 和夫, 彰国社:1998)
[ISBN]9784395002634 『集住体を設計する (住環境の計画 3)』 (鳴海 邦碩, 彰国社:1995)
[ISBN]9784395002641 『社会のなかの住宅 (住環境の計画 4)』 (住田 昌二, 彰国社:1988)
[ISBN]9784395002658 『住環境を整備する (住環境の計画 5)』 (彰国社:1991)
関連科目
現代ハウジング、設計演習Ⅰ・Ⅱ、インテリアデザイン論、建築計画総論、居住管理論、住宅都市計画演習、住文化論、福祉居住論
授業評価アンケート実施方法
建築学部実施規程に準拠して行います。
研究室・メールアドレス
33号館5階 sano☆arch.kindai.ac.jp(☆を@に変更してください)
オフィスアワー
火曜日4限
授業計画の内容及び時間外学修の内容・時間
第1回 住宅とは
住宅に関する基本的な概説
予習内容:住宅について考えてみること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第2回 風土と住まい
風土の違いが住まいの構成、意匠に与える影響
予習内容:配布資料をもとに内容を確認すること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第3回 住まいの変遷1
古代から近代までの住まいの変遷の前半
予習内容:配布資料をもとに内容を確認すること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第4回 住まいの変遷2
古代から近代までの住まいの変遷の後半
予習内容:配布資料をもとに内容を確認すること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第5回 生活様式が住まいに与える影響
生活様式の違い(接客本位と家族本位)と住まいの関係
予習内容:配布資料をもとに内容を確認すること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第6回 独立住宅の計画
独立住宅を設計計画する際に必要な基礎知識と法的規定
予習内容:配布資料をもとに内容を確認すること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第7回 各室の計画1
台所・居間・食堂の設計計画する際に必要な基礎知識と法的規定
予習内容:配布資料をもとに内容を確認すること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第8回 各室の計画2
風呂・便所・寝室 他の設計計画する際に必要な基礎知識と法的規定
予習内容:配布資料をもとに内容を確認すること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第9回 インテリア空間
インテリアと住まいのとの関係
予習内容:配布資料をもとに内容を確認すること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第10回 外構計画
住戸周りの空間の計画
予習内容:配布資料をもとに内容を確認すること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第11回 集住の計画1
集合住宅の変遷と設計計画する際に必要な基礎知識と法的規定
予習内容:配布資料をもとに内容を確認すること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第12回 集住の計画2
集住の新たな潮流について
予習内容:配布資料をもとに内容を確認すること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第13回 住宅地空間の計画
住宅地空間の防犯・防災、共同利用空間、コミュニティについて
予習内容:配布資料をもとに内容を確認すること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第14回 住まいの管理
住まいのメンテナンス、リサイクル、リノベーションについて
予習内容:配布資料をもとに内容を確認すること(30分)
復習内容:配布資料をもとに内容を理解すること(30分)
第15回 住宅計画の総括
住宅計画についてこれまで学習したことのまとめ
予習内容:今までの配布資料をもとに内容を理解すること(60分)
復習内容:今までの配布資料をもとに内容を再確認すること(120分)
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