2019年度シラバス
学部・学科の教育方針/カリキュラムツリー等へのリンク
科目名
環境演習
シラバスNO
1911G00050
担当教員
安福 勝,長澤 康弘,平栗 靖浩,太田 周彰
開講年次
3年次
単位
2単位
開講期
前期
分野
科目区分
専門科目
必修選択の別
英文科目名
Environment Exercise
備考
授業概要・方法等
 環境及び演習は演習課題を行うことによって、建築環境に関する物理的把握・予測のための知識と理解を深め、環境計画・設計について具体的実践能力を付ける重要な役割をもつ演習科目である。
 本科目では、戸建て住宅を各自設計し、暖房負荷、自然換気量、騒音防止対策、日照時間、昼光照明などに関して演習をおこない、さらに住宅としての総合的な環境工学的性能について考察を行う。
この演習は、「音・光環境」、「熱・空気環境」の講義内容をもとに行っているので、復習を十分しておくこと。
アクティブ・ラーニングの形態
実験・実習科目
ICTを活用したアクティブ・ラーニング
-
使用言語
日本語
学習・教育目標及び到達目標
建築学科の学習・教育目標(H-2)構造・環境・生産に主に対応する。付随的に(D)自発的・主体的な学習に対応する。
到達目標は
1.住宅の暖房負荷の計算と負荷に及ぼす各要素の影響を理解する。 2.自然換気計算と換気量の評価について理解する。 3.室内騒音レベルの計算と騒音対策について理解する。 4.昼光率の計算と昼光照明の評価について理解する。
この科目の修得は、本学科の定めるディプロマポリシー5の達成に関与しています。
成績評価方法および基準
各課題毎のレポート 100%
試験・課題に対するフィードバック方法
各課題のレポート提出期限後に模範的なレポートをUNIVERSAL PASSPORTに掲載する。
教科書
特になし。適宜資料を配付する。
参考文献
[ISBN]9784254268621 『エース建築環境工学〈1〉日照・光・音 (エース建築工学シリーズ)』 (松浦 邦男, 朝倉書店 : 2001)
[ISBN]9784254268638 『エース建築環境工学〈2〉熱・湿気・換気 (エース建築工学シリーズ)』 (鉾井 修一, 朝倉書店 : 2002)
[ISBN]9784395005161 『環境工学教科書』 (環境工学教科書研究会, 彰国社)
関連科目
環境工学概論、音・光環境、熱・空気環境、建築設備概論、建築設備各論、建築環境実験、環境設備計画
授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12〜1月頃に実施します。
研究室・メールアドレス
安福 33号館7階 abuku☆arch.kindai.ac.jp(☆を@に変更してください)
長澤 33号館7階 nagasawa☆arch.kindai.ac.jp(☆を@に変更してください)
平栗 33号館8階 hiraguri☆arch.kindai.ac.jp(☆を@に変更してください)
オフィスアワー
安福 火曜日6限
長澤 火曜日6限
平栗 木曜日6限
授業計画の内容及び時間外学修の内容・時間
第1回      ガイダンス
1.授業の目標と準備
予習内容:これまで学習した関連科目(環境工学概論、音・光環境、熱・空気環境)の配付資料の内容を整理する。(90分)
復習内容:関連科目(環境工学概論、音・光環境、熱・空気環境)の配付資料の内容を復習する。(90分)

第2回      演習に用いる各種ソフトウェアの習得
2.環境演習におけるWordおよびExcelの活用
予習内容:WordとExcelの使い方について調べる。(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

第3回      Excelを利用した数値シミュレーション(1)
3.Excelのマクロ機能の利用
マクロ機能を利用したデータ処理、絶対参照、相対参照など
予習内容:Excelのマクロ機能について調べる。(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

第4回      Excelを利用した数値シミュレーション(2)
4.室内汚染物質濃度の時間変化の計算
室内で発生する二酸化炭素と室内二酸化炭素濃度の時間変化の関係をExcelを用いて検討する。
予習内容:関連科目の講義資料に基づいて汚染物質発生量と室内汚染物質濃度の関係について整理する。(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

第5回      断熱性能と気密性能の検討(1)
5.建物のUA値とQ値の計算
予習内容:関連科目の講義資料に基づいてUA値とQ値について整理する。(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

第6回      断熱性能と気密性能の検討(2)
6.建物のUA値とQ値の計算
予習内容:関連科目の講義資料に基づいてUA値とQ値の計算方法について整理する。(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

第7回      空気調和設備の計画
7.冷暖房負荷と機器の選定
冷房負荷と暖房負荷を計算し、それらの結果に基づいて適切な空気調和設備の機器を選定する。
予習内容:関連科目の講義資料に基づいて冷房負荷と暖房負荷について整理する。(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

第8回      表面結露と内部結露
8.表面結露と内部結露に関する検討
壁体表面や壁体内部で発生する結露に関する演習を行う。
予習内容:関連科目の講義資料に基づいて表面結露と内部結露について整理する。(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

第9回      太陽位置
9.太陽方位角と太陽高度に関する検討
対象地点の緯度・経度に基づく太陽方位角と太陽高度に関する演習を行う。
予習内容:関連科目の講義資料に基づいて太陽方位角と太陽高度について整理する。(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

第10回     交通騒音
10.交通騒音の評価
室内の音環境に影響を与える交通騒音に関する演習を行う。
予習内容:関連科目の講義資料に基づいて交通騒音の評価方法について整理する。(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

第11回     遮音性能
11.開口部の遮音性能の評価
室内の音環境に影響を与える開口部の遮音性能に関する演習を行う。
予習内容:関連科目の講義資料に基づいて遮音性能の評価方法について整理する(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

第12回     標準住宅モデルの環境計画(1)
12.住宅の空気環境の計画
対象住宅に関する検討結果をまとめ、環境工学的な視点に基づく総合評価に関する演習を行う。
予習内容:これまでの演習内容に関する理解度を深める。(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

第13回     標準住宅モデルの環境計画(2)
13.住宅の熱環境の計画
対象住宅に関する検討結果をまとめ、環境工学的な視点に基づく総合評価に関する演習を行う。
予習内容:これまでの演習内容に関する理解度を深める。(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

第14回     標準住宅モデルの環境計画(3)
14.住宅の音環境の計画
対象住宅に関する検討結果をまとめ、環境工学的な視点に基づく総合評価に関する演習を行う。
予習内容:これまでの演習内容に関する理解度を深める。(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

第15回     標準住宅モデルの環境計画(4)
15.住宅の光環境および水環境の計画
対象住宅に関する検討結果をまとめ、環境工学的な視点に基づく総合評価に関する演習を行う。
予習内容:これまでの演習内容に関する理解度を深める。(120分)
復習内容:講義内容と演習内容をもう一度自分で確認しておく。(120分)

各回のレポートや演習による評価
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