2022年度シラバス
学部・学科の教育方針/カリキュラムツリー等へのリンク
科目名
商学A
シラバスNO
2211400493
担当教員
井出 文紀,大内 秀二郎
開講年次
単位
2単位
開講期
分野
科目区分
専門科目
必修選択の別
英文科目名
Commercial Science A
備考
授業概要・方法等
近畿大学の商学科体系の基礎を学びます。商学科では、学ぶべき大きな領域として、マーケティング、商業、貿易、ファイナンス、サービスを設けています。このうち、商学Aでは、商業と貿易を、商学Bでは、ファイナンスとサービスを、それぞれ学びます(マーケティングにつきましては、別にマーケティングという科目を設けていますので、必ずこの科目も履修して下さい)。講義は、それぞれの分野をそれぞれを専門とする教員が担当するリレー講義の形式で行われます。商学科学生は、必ず商学Aと商学Bの両方を履修登録し、指定されたクラスで受講しなければなりません。
なお、授業方法が変更になる場合は、事前に授業等での通知、もしくはGoogleclassroomで変更を通知します。
授業形態
対面授業(全授業回)
アクティブ・ラーニングの形態
該当なし
ICTを活用したアクティブ・ラーニング
双方向授業(クリッカーや、学生ディスカッション用にGoogleClassroom等を活用)・自主学習支援(e-learning等を活用)
使用言語
日本語
学習・教育目標及び到達目標
①商業とは何か、社会において商業がなぜ必要なのかを理解する。
②商業がなぜ多様に分化しているのかを理解する。
③商業とマーケティングとの関連性について理解する。
④貿易論を学ぶための基礎的な理論と知識を学習する。
⑤現在のニュースで登場する貿易関連の基礎的な概念と内容を理解する。
なお、この科目の修得は、本学科の定めるディプロマポリシー1「関心・意欲・態度」および2「思考・判断」の達成に関与しています。
成績評価方法および基準
商業担当教員(大内)の持ち点 50%
貿易担当教員(井出)の持ち点 50%
試験・課題に対するフィードバック方法
試験期間終了後に、試験の要点と解説をGoogleClassroomに掲載します。
教科書
講義は、すべてノート講義(プリントを配布する場合があります)で行い、テキストは使いません。
参考文献
参考文献は講義中に適宜紹介します。
関連科目
商学B、マーケティング、
授業評価アンケート実施方法
経営学部実施規定に準拠して行います。
研究室・メールアドレス
大内研究室:21号館8階811 oouchi@bus.kindai.ac.jp
井出研究室:21号館7階722 idefumi@bus.kindai.ac.jp
オフィスアワー
大内:金曜2限
井出:木曜3限
授業計画の内容及び時間外学修の内容・時間
第1回      商業(1) 商学と商業(もしくは、貿易(1))
予習内容:『経営学部履修要項』の中で商学科の科目体系表を概観し、経営学部商学科における学修内容を確認する。(45分)
復習内容:講義内容を踏まえて、商学科に設置されている科目の多様性と、それらに通底する問題意識を確認する。(45分)

第2回      商業(2) 商業とは(もしくは、貿易(2))
予習内容:普段の買い物行動を想起し、どのような商品を、どのような販売業者から、どのようなかたちで購入しているかを考える。(30分)
復習内容:講義中に紹介した参考文献などを参照しながら、商業者の定義を整理してまとめるとともに、商業者がもし存在しなければどのような社会的問題が生じるかについて、自分の見解を整理してまとめる。(60分)

第3回      商業(3) 商業の社会的意義(もしくは、貿易(3))
予習内容:「規模の経済」、「範囲の経済」の意味する内容を調べる。(30分)
復習内容:①生産者・消費者の費用負担の軽減、②商業者自身の費用優位性、の2つの観点から、商業者の存在意義について、講義中に紹介した参考文献などを参照しながら整理してまとめる。(60分)

第4回      商業(4) 商業の段階分化(もしくは、貿易(4))
予習内容:「卸売業者」、「小売業者」の意味する内容を調べる。(30分)
復習内容:商業が段階分化することの意義について、講義中に紹介した参考文献などを参照しながら整理してまとめる。(60分)

第5回      商業(5) 商業の部門分化(もしくは、貿易(5))
予習内容:小売業の中には多様な業種が存在することを、商業統計などで確認する。(30分)
復習内容:商業が部門分化することの意義について、講義中に紹介した参考文献などを参照しながら整理してまとめる。(60分)

第6回      商業(6) 業種と業態(もしくは、貿易(6))
予習内容:小売業の中には「各種商品小売業」などのように必ずしも業種に分類されるものがあることを、商業統計などで確認する。(30分)
復習内容:小売業者が総合的な品ぞろえの提供を図ることの意義と、それに伴い生じる困難、その困難を克服するための方策について、講義中に紹介した参考文献などを参照しながら整理してまとめる。(60分)

第7回      商業(7) 商業とマーケティング(もしくは、貿易(7))
予習内容:「マーケティング」の意味する内容を事前に調べる(もしくは基礎科目「マーケティング」の学修内容を確認する)。(45分)
復習内容:講義中に指示する参考文献を参照しながら、マーケティングと商業の関係について自分の見解を整理してまとめる。(45分)

第8回      貿易(1)イントロダクション 商学とは?貿易とは?(もしくは、商業(1))
予習内容:セブンイレブンの企業HPから、その出店戦略と出店状況を確認しておく(45分)
復習内容:配布資料及び紹介サイトから、「共有地の悲劇」の論点について復習しておく(45分)

第9回      貿易(2)輸出・輸入と日本企業・日本経済(もしくは、商業(2))
予習内容:身の回りの商品、店舗に並ぶ商品について、どこで生産されたものか確認しておく(30分)
復習内容:紹介資料、紹介サイトを基に日本の貿易統計をチェックし、輸出入相手国ならびに主要製品別の輸出入状況を復習しておく(60分)

第10回     貿易(3)なぜ貿易するのか 絶対優位と比較優位(もしくは、商業(3))
予習内容:報道並びに紹介資料を基に東日本大震災が貿易統計に与えた影響を予習しておく(45分)
復習内容:配布資料を基に、機会費用、比較優位概念のポイントを復習しておく(45分)

第11回     貿易(4)経済の国際化と貿易(もしくは、商業(4))
予習内容:経産省:経済連携協定(EPA)/FTAサイト http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/epa/index.html
を事前に閲覧し、日本のEPA/FTA戦略について予習しておく(45分)
復習内容:配布資料並びに紹介資料を基に、TPP交渉のポイントについて復習する(45分)

第12回     貿易(5)海外市場の開拓(もしくは、商業(5))
予習内容:紹介資料を基に日本企業の海外展開の現状につき予習しておく(45分)
復習内容:配布資料、紹介資料を基に日本企業の海外展開にかかわる論点ならびに「規模の経済」「範囲の経済」といった主要概念を復習する(45分)

第13回     貿易(6)サービス貿易の拡大と「知的財産」(もしくは、商業(6))
予習内容:紹介資料を基に知財分野でのTPP交渉内容について予習しておく(30分)
復習内容:紹介資料、配布資料をもとに日本の知財戦略の論点について復習する(60分)

第14回     貿易(7)企業のSCRとフェアトレードをめぐって(もしくは、商業(7))
予習内容:フェアトレード・ラベル・ジャパンHP  http://www.fairtrade-jp.org/を閲覧し、フェアトレードとは何か予習しておく(45分)
復習内容:配布資料、紹介資料を基にCSRおよびフェアトレードの主要論点を復習する(45分)

第15回     講義のまとめ
復習内容:定期試験にあたって、到達目標の達成状況を参照しつつ全体を復習する。(90分)

定期試験
ホームページ
実践的な教育内容
-